床はムクの杉板で足触りよく、庭から差し込む陽光がやわらかい落ち着いた雰囲気を作り出している22.5畳のリビングダイニング。

イングリッシュガーデン風の庭園を抜け、玄関に入ると広がる洗い出しの凛とした土間と式台が時間の流れを忘れさせる空間へ。ギャラリーのように洗練された和の空間の出迎えは、桟で模様を形作った書院障子、ガラスランプ、和箪笥が置かれ、大正ロマンへ誘う。

骨董やアンティークが大好きなご夫妻の新築を建てる時の希望は、収集したアンティークの建具の似合う家で暮らすことでした。評判を聞いたご両親の勧めで、当社の見学会へ参加され、ご夫妻は、構造や予算に納得した上で自分達の暮らしたい家の想いを話してくれました。お客様の持込みに伴う追加工事や施工に伴う手間も含め予算内でできることを伝えさせていただきました。
奥様は「祖母の母屋で使っていた格子戸は、規格外の寸法で、既製品とは手間も違うと思いますが、絶対に再利用したかったです。金額も包み隠さず教えてくれたので信頼してお願いしました。大工さんは大変だったと思います。」と話してくれました。

再利用された格子戸を引くと、濡れ縁のある新旧が混在した空間へ。1階の建具に共通の黒と茶を混ぜた塗装は、はきだし窓から見える庭園が額縁に入った風景画に見える。2階寝室は、存在感のあるソファやキャビネットがしっくりと馴染み、新しいのに住みこなしたような味のある部屋へ。素材や置くものにこだわって完成した新居は、ご夫妻そろってお気に入りの趣味の時間を楽しまれています。

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