この建物をおじいちゃん家と言えるのは、
そうですね、内閣総理大臣の安部 晋三さんです。
先日訪問した、
御殿場市にあります『東山旧岸邸』。
第56・57代内閣総理大臣の岸信介が晩年を過ごした自邸です。
設計は、数寄屋造り界隈では、超が付くほどの大先生であります、
『吉田 五十八』(よしだいそや)。
お父様が58歳のときにできたお子様だったので 『五十八』という名をもつ、
近代数寄屋建築の祖であります。
(ちなみに、お父様は太田胃散の創業者様です。)

この建物は、伝統的な数寄屋様式の美しさと、
現代的な住まいとしての機能の両立を目指した完成形として評価されています。
たとえば、すっきりとして洗練された和室は、
床の間が大壁の納まりになっていたり、
和室といえばの吊り束や長押がなかったり、
欄間をなくして吹抜けにしていたり、
暖房器具を隠していたりと、
ディテールにこだわった設計は見ごたえ充分です。

自然に囲まれた穏やかな場所に佇む伝統的な建築に触れながら、
おとなりの『とらや工房』で一息つくような休日も、
たまにはいかがですか?
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防災住宅勉強会 など、
いろいろなイベントを開催しております。
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